社員の不正防止策
 最近社員の不正問題で悩んでいます。実は、最近社員によると思われる商品の持ちかえりが結構あるのです。さすがに大きいものはそうでもないのですが、消耗品関係の紛失が少なくないのです。また、「残業代」の水増しの疑いもあります。
 常々、事あるごとに訓示はしているのですが一向に効き目がありません。このような状況を一体どのように考えたらよいのか、さらにその効果的な防止策についてアドバイス願います。


    不正は根元から断つ!

 最近社員の不正問題での相談も増えています。御社のように会社の商品、消耗品などを「持ちかえる」、残業代の水増し請求から経理の不正というものまでいろいろあります。
 また、「機密の漏洩」という時代を反映した「不正」も少なくありません。これらの「不正」については“些細なことだから…”と放置しておくことは全く好ましくありません。「アリの穴から堤防が崩れ落ちる」ことも往々にしてあるからです。
 「不正」には@直接的被害とA体質的腐敗があります。@が大変であることは論を待ちませんが、実はそれが常態化することでAの状態が進むことがそれ以上に怖いのです。
 なぜ社員の不正が起こるのでしょうか?その背景、遠因を考えてみると以下のことが考えられます。

 @会社の前進して行く戦略が不明確で社員各人も「展望」「目標」が持てない。
   (沈滞が不正・腐敗を生む温床なのです)
 A社員不正の牽制の仕組みがない。
 B社員の不正が起こってもまったく気にしないなどズサンな体質・風土である。

 特に警告を乱打しておきたいのは目下急成長中の企業です。このような企業に限って管理がおざなりで、そのために「社員不正菌」が「増殖」している場合が結構あるのです。

 では、社員の不正を撲滅する決め手は何でしょうか?以下の6つをあげてみましたので御社の場合どれを重点にすべきかをご判断の上、対策を練ってください。

 @TOP自らが「社員不正」の問題に関心を払い、不正に対して断固とした姿勢を打ち出す。
 A社員が夢を持ち、目標に向かって努力する生きがいの持てる企業作りをすすめる。
 B人事の活性化(澱まぬ人事)を断行する。
 C不正を許さぬ万全のチェックシステムを構築する。(報告とチェック、重点監査)
 D徹底した前向きの社員教育を実施する。
 E頑張った人には称賛と賞を、手抜き、過ちを犯した人には教育的叱責と罰を間髪いれずに与える。
回答者:中小企業診断士・社会保険労務士 山崎 忠夫

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