年功型賃金の見直しを図りたい
 当社は今までこれという賃金体系もなく、そのときの世間相場と前職の賃金、経験などを加味し賃金を決めてきました。また、採用後も世間相場をみながら、少しずつ賃金改定を実施してきました。
 しかし、今般の当社を巡る情勢はまことに厳しく、これまでのような言わば「年功重視型」の賃金の決め方では、@業績が伴っていないのに賃金コストだけがどんどん増加する A社員の意識のマンネリ化が顕著で社員の能力向上が望めない状況になっています。何か良い方法はないのでしょうか?


    「能力重視」「成果重視」型に転換を

 次第に悪化する経済情勢と業績。そんな中で、年々増大する賃金コスト。御社の悩みは、多くの中小企業の持つ「共通」の悩みです。
 確かにいわゆる「年功重視型」では、業績の動向と関係なく毎年確実に賃金コストは増加していきます。その割には社員の中に「ノンビリムード」が充満し、会社と自分自身の「現状打開」に向けての取り組みが進まない。そんなところでしょうか?
 この現状を続けていると、会社の体力が低下し、やがては会社の存立そのものを脅かしかねない事態にならないとも限りません。

 この状態を打開するには次のような方策を講じられるのも一方法でしょう。
 @まず、賃金制度改革の必要性、緊急性を経営幹部に理解させる。
 Aその次には、管理職の方々にも徹底的にそのことを理解させる。
 Bそして、最後には全社員の方にそのことをしっかりと理解させる。
 C経営幹部の指導のもと管理職、出来れば「出来る」一般社員からもメンバーを選抜して「プロジェクト」を組織し、そこで賃金改革の素案を作成させる。
 Dそのポイントは「能力重視」「成果重視」ということにし、「年功的要素」はなるべく排除するようにすること。(人事考課制度を一新する=「正しい人事考課を行うには」をご参照ください)
 E従来の賃金体系からの移行に際しては2〜3年間の「経過措置」を設け、一気に制度が激変することから来る抵抗・矛盾を緩和する。
回答者:中小企業診断士・社会保険労務士 山崎 忠夫

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