後継者の育て方
 私は23年前、40歳の時に思い立ち、それまで勤務していた会社を退職し創業しました。以来、無我夢中でここまでやってきて、こじんまりとした形ながら、業界では一応Aクラスに入るところまでは持ってきました。しかし、私も63歳。そろそろ後進に道を譲りたいのですが、誰を後継者に据えるべきか迷っています。
 息子(35歳)がすでに入社はしているのですが、私のやり方にいちいち批判的で、力量的にもまだまだ。果たして専務(他人)54歳を後継者にするべきか、判断がつきません。また、後継者を効果的に育てるにはどうするのが良いのか、アドバイス願いたい。




 まず後継の時期ですが、あなたが経営を担って行くことについて、少しでも「重い」とか「戦略的に壁を感じる」と感じられるようになったら出来るだけ速やかに「後継」を開始すべきです。(「開始」であって直ちに「後継」せよと言うのではありません)
 次に、誰を後継者に据えるべきかですが、これはあなた自身の判断によります。

 a.企業を巡る情勢と、これを攻勢的に打開する戦略的思考の出来る人物
 b.やはり「息子」の線は捨てられないが、今の力量では無理なので「つなぎ」をやってくれる人物
 c.未熟ながら「息子」

 中小企業の場合、多くはオーナー企業ですから、あなた自身が一番気持ちに沿う選択されなければ、後々うまく行かないことになります。
 aは非常に勇気が要ります。しかし、旨く言っている例も少なくありません。
 bは実際にはなかなか難しいのです。「つなぎ」のつもりであったのが、それが既成事実となり、いざ息子に後継しようとしたときにクライアントや従業員の関係がうまく行かないケースが多いのです。
 cについてですが、肝心なことは後継した以上は「任せる」ことです。金は出しても口は出さない。あなたはそれを守れますか?そのようにして2代目が会社を大きく発展させた例も少なくありません。
 最後に育成の仕方。やはり、「体験」が一番です。それに「他人のメシ」を経験させることです。研修なども行き当たりばったりではなく、「計画的に」実施することが重要です。「任せること」(放任ではありません)が人を育てる最良の方法であることも良くお考え下さい。
回答者:中小企業診断士・社会保険労務士 山崎 忠夫

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