ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7･8（No.102）

概要

クリエイティブ京都M&T 2015-2（No.108）

13 Management & Technology for Creative Kyoto 2015.2 新規導入機器一覧京都府中小企業技術センターでは、中小企業の皆様の技術開発等に関する支援を行うため、高度な試験・研究用機器を設置し、依頼試験や機器貸付を行っています。今年度も昨年に引き続き機器の整備に力を入れております。現時点で納品・調整を終え、供用を開始している機械についてご紹介します。是非ご利用いただき製品開発や品質管理にお役立てください。平成26年度新規導入機器紹介（１）マイクロフォーカスＸ線ＣＴシステム東芝ITコントロールシステム（株）　TOSCANER-32300μFD小型部品にＸ線を透過させて内部の構造を透視観察することができます。製品の品質管理から試作品のチェックまで幅広く利用することが可能です。担当者からお薦めの使い方、使用例等①X線発生器：電圧230ｋV／焦点サイズ：4μm②検出器：8インチフラットパネルディテクタ③テーブルサイズ／搭載：φ320×H300mm／15ｋｇ④最大スキャンエリア：φ260×300mm仕様（スペック）応用技術課 電気・電子担当　TEL：075-315-8634IC 半田フィレット〔観察例〕顕微紫外可視近赤外分光光度計日本分光（株）　MSV-5200 DGK紫外から近赤外までの波長で、数十μｍの微小域の透過率・反射率を計測できます。Ｔｉ基盤上の幅３５μｍのＳｉパターンが１４μｍ間隔で配列しているような、微細構造を持つ試料の反射率の測定が可能です。更にこの場合、Ｓｉ表面の酸化膜（ＳｉＯ?）の反射率スペクトルから、その膜厚の解析が行えます。担当者からお薦めの使い方、使用例等①測定：透過測定，反射測定②波長範囲：２００～２７００ｎｍ③試料ステージ：移動範囲：Ｘ７８mm、Ｙ５２mm、Ｚ２５mm④カセグレイン鏡：１６倍、３２倍⑤対物レンズ ：１０倍、２０倍、５０倍⑥測定アパーチャ径：Φ１０μｍ～Φ２００μｍ（１６倍カセグレイン鏡）：Φ３.２μｍ～Φ６４μｍ（５０倍対物レンズ）仕様（スペック）応用技術課 表面・微細加工担当　TEL：075-315-8634曲面微細形状測定システムアメテック（株）テーラーホブソン事業部　フォームタリサーフ　PGI 1200機械部品などの表面の微小な凹凸状態（粗さ、うねりetc）を高精度に測定、評価できます。高分解能、低ノイズによる表面形状の測定のほか、薄膜の厚さ（段差測定）や、広いレンジを活かした輪郭形状まで測定し評価することができます。またＹ軸テーブルを使用した三次元測定では面粗さや面の凹凸等の評価ができます。担当者からお薦めの使い方、使用例等①測定範囲：Ｘ＝120ｍｍ、Ｙ＝１００ｍｍ、Ｚ＝１２．５ｍｍ②測定分解能：０．８ｎｍ（Ｚ方向）③システムノイズ：２ｎｍ（Ｒｑ）以下〈非接触式測定〉株式会社キーエンス ＶＲ-３１００観測測定範囲：２４×１８ｍｍ～１．９×１．４ｍｍ仕様（スペック）基盤技術課 機械設計・加工担当　TEL：075-315-8633三次元スキャナ Faroファロー Faro Edge ScanArm ES 9ft機械部品などの三次元データを非接触で素早く取得できます。様々な形状の機械部品を多方向から非接触測定して三次元データを取得し、３Ｄプリンターや三次元ＣＡＤで利用可能なデジタルデータを作成できます。鋳造品やプラスチック成型品の形状を非接触で素早く取得し、C A Dデータとの比較評価が可能です。担当者からお薦めの使い方、使用例等①非接触式スキャナ部〈光切断方式〉 精度：±35μｍ②接触式アーム部 定点繰り返し精度：29μｍ、測定範囲：2.7ｍ③ソフトウェア：PolyWorks Inspector Premium +Modeler Premium仕様（スペック）基盤技術課 機械設計・加工担当　TEL：075-315-8633新規新規新規更新この機器は、「地域オープンイノベーション促進事業（近畿地域）」により導入しました。