ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2015-1(No.107)

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クリエイティブ京都M&T 2015-1(No.107)

1 Management & Technology for Creative Kyoto 2015.1真のパートナーとして、積極的に伴走支援京都府産業支援センター 会長公益財団法人京都産業21 理事長 あけましておめでとうございます。皆さまにはお健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 現下の経済情勢は、円安の進行が続き、多くの中小企業にとって原材料費の高騰やエネルギーコストの上昇を価格に転嫁できないことなどの影響が大きく、収益を圧迫しており、いまだ景況回復を実感できずにいます。また、消費税増税や夏場の天候不順の影響も続いていることから、先行きの不透明感は拭えません。 経済の好循環を実現するという国の経済対策、特に中小企業への対策について注視するとともに、京都府と連携し引続きしっかりと中小企業の皆さまを支援してまいりたいと存じます。 そのような中、京都産業21におきましては、新たに国の委託を受けて『京都府よろず支援拠点』を昨年6月に開設しました。中小企業・小規模事業者の皆さんのための経営相談所として、あらゆるご相談に対応するもので、相談内容に応じて商工会、商工会議所など他の支援機関との連携により、課題解決に向けて支援を行っています。また、事業開始2年目に入った「京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト推進センター」では、新事業展開や人材育成を支援する事業により新たな雇用の創出に努め、特に健康や試作産業での採用が好調でした。オープンイノベーションの技術ニーズへの対応により、ビジネスマッチングや共同研究開発パートナー発掘にも注力してまいりました。 一方、府内中小企業の技術面でのセーフティーネットとしての機能を担う中小企業技術センターにおいては、昨年から今年にかけて、分析・測定機器の大幅な更新及び新規導入を図り、中小企業が抱えておられる技術的な問題の解決や技術力の向上、新技術や新製品の開発、品質改善といったニーズに応え、次世代のものづくり産業への支援強化に努めています。産業のグローバル化に伴い、国内でのものづくりは、今後益々、その技術が細分化、複雑化、複合化、深化する傾向が強くなっています。既製品に対する品質検査において、形状計測、動作信頼性・安定性の評価を行い、計測データで分析考察の上、対処法の助言を行います。さらに企業が抱えるクレーム対応のための技術上の支援などを幅広くきめ細やかにお応えしてまいります。 京都府産業支援センターでは、公益財団法人京都産業21と京都府中小企業技術センターが一体となり、経営・技術の両面で地域産業の活性化にお役に立てるよう重点施策を明らかにした次期中期計画(平成27年~29年度)の策定を進めており、顧客視点に立って企業の様々な状況の変化やニーズを把握し、適切でスピーディーな対応を心がけるとともに、他の支援機関とも密接に連携して、中小企業の真のパートナーとして積極的な伴走支援で皆様を応援してまいります。 皆さまのますますのご繁栄とご健勝を心から祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。村田 恒夫平成27年 年頭のごあいさ