ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-10(No.104)

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クリエイティブ京都M&T 2014-10(No.104)

業務改善の新常識!?ウェアラブルRFIDリーダ「TECCO」 作成当時は、現在ほどパソコンが普及していなかったため、その当時から地図データ等を弊社保有のサーバにおいて管理、更新を行っています。●参考URL(伏見区) http://www.kyofuku.net/fushimi/3.ツイネージ エンターテイメントと言えるかは分かりませんが、エンターテインメント分野としてツイネージの開発を行いました。ツイネージとは、ツイッターとサイネージ※1を組み合わせたもので、イベント等の参加者がツイートしたコメントを会場内のサイネージに表示させて、リアルタイムに現場の情報を共有するシステムです。 各ブースで行われているイベントに参加した人だけでなく、会場にいる全員に知って貰うことができます。また、サイネージ画面を分割することで出展者情報と参加者情報を同時に表示したり、会場全体、各ブース、製品について分類ごとに表示したりできます。 ツイネージの個々のコメントは、会場が暑いとか,コンパニオンがどうとかいう内容が主ですが、全体を見ていると会場の熱気が伝わり、どのブースが盛り上がっているのかもわかります。 QRコードで表示される画面に「いいね」ボタンを付けて、リアルな情報を集めたこともありました。 現在最も力を入れているものが次項のTECCO(テッコウ)です。TECCOの開発に到るまで 10年ほど前から産学連携の研究開発プロジェクト『Tagged World』にて、RFID※2を活用した新たなサービスを考案することを目指してきました。 その当時はSUICA等のICカードが出だした頃でした。SUICAは人がカード(タグ)をリーダに近づけて認識させるものですが、今後はタグを回りに置いて人がリーダを持ち歩く時代が来ると考えました。 「人がリーダを持つことでその人の行動が見えるようになる。」このテーマで2004年頃立命館大学と共同でIPA※3の次世代ソフトウェア開発事業に採択され行動推測エンジンを開発しました。 朝の外出前の行動のように比較的パターン化した行動については、多くのデータを取ることで外出前行動を予測することができます。例えば、女性だと香水を付けるなどです。 外出前行動が分かれば、ホームセキュリティシステムに問い合わせ、戸締り、ガスの元栓の確認情報を外出直前の住人に知らせることができるようになります。一人暮らしの高齢者支援等に役立つところも多いと思いますが、実際のところ、ものに一つずつタグを付けるのはコスト的に見合わず、まだ実現できていません。 そこで、空間、用途を限って考え出したのがウェアラブルRFIDリーダ「TECCO」の作業支援システムです。11 Management & Technology for Creative Kyoto 2014.10会社の概要 京都リサーチパークが誕生したのと同じ平成元年に当地で創業し、インターネットが普及する以前からシステムの開発,コンピュータの販売をメインに事業展開をしています。 システム開発では、企業の業務管理システムを始め、観光関連の情報発信システムや、学校教育で用いられる教材等があります。 (株)ゴビは、ものづくりをメインに業務を行っていきたいと考えており、オリジナリティのある斬新な技術を開発し、人を支援するためのシステムの開発を目指しています。これまでに開発した主なシステム1.インターネット百葉箱 2000年頃、文科省のプロジェクトから開発が始まり、現在も「定点の杜」というサイトから閲覧していただけます。 インターネット百葉箱は、函館から九州まで計53箇所から湿度、温度、写真を収集します。そして、集めたデータをサーバに集積し各地域や季節で比較することができます。京都の近くでは京田辺市の大住中学校に設置してあります。自分の学校と函館の気温を見比べると10月頃だと10度くらい温度差があることや、気圧が下がると雨が降ることを視覚的に勉強できるものになっています。1年間の写真データを比較することで、日の出、日の入の時間に差があることや、台風が近づいている時には、気圧の変化から台風の動きを追うことができて面白いと思います。 当社は、設置箇所からの収集データの管理と小学生向けのインタフェースの開発を行いました。  2000年頃は、ハードウエアの性能が現在より劣っていたので開発するのに苦労しました。当時はPCとのインタフェースを持った気象計測機器は海外製しかない時代でした。●参考URL http://teitennomori.uchida.co.jp/mori/data-japan. html2.福祉マップ 2006年に京都市の行政区別福祉マップを開発しました。無料で使えるグーグルマップのようなマップデータが無い時代でしたので、国土地理院から地図データを購入し、マップサーバの開発から取り組みました。 このシステムは、座標さえ分かれば、建物名等を必要な箇所に配置できるものとなっています。株式会社ゴビ京都発! 我が社の強みhttp://www.go-v.co.jp/島田 幸廣 社長 システム開発、およびコンピュータ関連機器の販売を行う株式会社ゴビの島田幸廣社長にお話しを伺いました。グローバル精神と独創的かつ斬新な技術で社会に貢献します。