ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

ページ
7/24

このページは クリエイティブ京都M&T 2014-9(No.103) の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

クリエイティブ京都M&T 2014-9(No.103)

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

クリエイティブ京都M&T 2014-9(No.103)

第1回イノベーション・経営人材育成セミナーにあります。100%の実践は大変ですが、だからこそ朝礼で経営理念を繰り返し、会社や個人の現状を把握して、一人ひとりが努力し続けていければと考えています。講演?自立できる人づくりのための絶えざる革新白川寛治氏2013年度関西経営品質賞・優秀賞受賞株式会社京進代表取締役社長所在地/京都市下京区烏丸通五条下る大阪町382-1創業/昭和50年6月資本金/327,893千円従業員/663名事業内容/学習塾、幼児教育、英会話、日本語教育サービス、保育サービスU R L /http://www.kyoshin.co.jp/質的成長を図れる企業を目指して当社のスタートは、1975(昭和50)年、現会長が「教育事業を通じて、世のため人のために貢献したい。日本だけでなく、世界各国の教育に貢献したい」との思いで創設した小・中学生対象の「京都進学教室」です。現在では、関西を中心とする国内外の全345拠点において、乳幼児から社会人まで約3万人の指導を行っています。経営品質向上プログラムと出合ったのは2000(平成12)年です。出店により年10%前後の成長を続けていましたが、「量的拡大だけでは行き詰まる。質的成長も図れる企業にしたい」との思いで導入しました。2007(平成19)年には、「全従業員の物心両面の豊かさを追求するともに、日本と世界の教育・文化の向上、社会の進歩と善良化に貢献する」という経営理念などからなる組織価値観を掲げています。独自の自立型人間育成プログラムを確立当社講師による宇治神明事件やリーマンショックなどの影響から経営品質向上活動が停滞した時期もありましたが、私が社長に就任した2009(平成21)年から、「教え尽くす塾」から「教えて解かせて考えさせ自ら学ばせる指導」へと提供価値の転換を図ってきました。同時に、社員・講師の成長が子どもたちの成長を促し、事業へのチャレンジにもなるとの思いから、生徒の範となり、モチベーター・コンサルタントの役割を果たせる人材を育てることを目指した自立型人間育成プログラム「リーチング」を導入しました。これは、態度教育・心づくり教育を基盤に“ドリームツリー”というシートに夢を思い描き、現状把握と目標設定を促すというもので、社内にとどまらず、スポーツやビジネスなどの分野でも活用されています。経営品質向上に向けた取り組みは、「顧客本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」の大きく4つに分けられますが、なかでも「顧客本位」に関わる取り組みの一つ、業界をリードする安心・安全はマスト事項と考え、各教室へのモニターカメラ設置などのハード面、地元交番との情報交換といったソフト面、コンプライアンス研修をはじめとする採用・教育面、日報報告などのマネジメント面で実施しています。また、社員の日報やお客様相談センターから得られる現場での気づきや提案、生徒・保護者の声をデーターベースに蓄積し、現場にフィードバックすることで、苦情・要望の再発・未然防止にも努めています。「独自能力」については、自立できる人づくりを目指した独自の教務システムとして、繰り返し学習によって学力定着を図る「週実制」「循環発展学習法」と「リーチング」を実践しています。また、「社員重視」における自立できる人財育成の仕組みとしては、「リーチング」と「経営品質向上プログラム」、「アメーバ経営」という3つの柱を掲げました。並行して、トップメッセージの動画配信とレポート提出によるトップとの対話、組織価値観をまとめたハンドブックの唱和、経営幹部による全社員面談などを通じて組織価値観の共有・浸透を図りながら、経営への参画・貢献や組織価値観の実践などを奨励するために、それらを評価する場として「感動表彰式」を行っています。絶えざる革新を経て関西経営品質賞の優秀賞受賞に至りましたが、まだまだ発展途上にあり、これからが本当のスタートです。一つひとつの課題を解決し、一歩ずつ成熟度の段階を登っていく所存です。講演終了後に“人づくり”をテーマに鼎談が行われました。ホームページで紹介していますのでご覧ください。http://kyoto-koyop.jp/project/cross/innovation/お問い合わせ先(公財)京都産業21経営革新部経営企画グループTEL:075-315-8848 FAX:075-315-9240 E-mail:keieikikaku@ki21.jpManagement & Technology for Creative Kyoto 2014.66