ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-9(No.103)

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クリエイティブ京都M&T 2014-9(No.103)

新規導入機器紹介複合サイクル腐食試験機を導入しました。本装置は、JIS及びJASO規格(日本自動車規格)に適合した複合サイクル腐食試験を行うことができる試験装置です。金属部品の素材または素地上のめっき皮膜及び塗装皮膜の耐食性が評価できます。自然環境下で、製品・材料は劣化します。その現象には、幾つかの要因が関係します。その要因の中から塩と温度と湿度を抽出し、これらを組み合わせたのが複合サイクル腐食試験です。試験では、試料に5%塩水を噴霧し高温乾燥下で腐食反応を促進させます。更に高湿条件下に移行し、腐食物の再溶解と試料内部への浸透を促します。そのため、従来の中性塩水噴霧による加速試験と比べて、より過酷な条件での試験が可能です。試験条件は、塩水噴霧、乾燥、湿潤のサイクルが任意に設定でき、表面処理された金属部品の自然環境下での劣化現象を、より短時間に、屋外曝露に近い条件で再現できます。プログラム記録計タッチパネル方式で簡単に条件設定が可能です。温度・湿度の記録が、USBでTEXTデータとして取り出せます。図.屋外曝露とJASOサイクルの比較槽の中央に噴霧塔があります。ここから5%食塩水を含む腐食液が槽全体に噴霧されます。試料は、斜め静置(20度又15度),釣り下げ,水平静置が可能です。無処理屋外曝露JASOサイクル屋外曝露(1年)をJASOサイクル(45サイクル)で再現した。資料:スガ試験機(株)腐食促進試験データ装置仕様(スペック)複合サイクル腐食試験機形式CYP-90メーカースガ試験機株式会社塩水噴霧35~50±1℃噴霧液5%中性塩乾燥外気温度+10℃~70±1℃湿度25±5%rh(60℃に於いて)湿潤外気温度+10℃~50±1℃湿度60~95±5%rh(50℃に於いて)試験槽90(幅),60(奥行),50(高)cm試料枚数48枚(150×70×1m m )試料角度垂直に対して15°又は20°お問い合わせ先京都府中小企業技術センター応用技術課表面・微細加工担当TEL:075-315-8634 FAX:075-315-9497 E-mail:ouyou@mtc.pref.kyoto.lg.jp17 Management & Technology for Creative Kyoto 2014.9