ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

北部企業紹介―(株)松田精工北部企業紹介取材株式会社松田精工http://www.matsudaseikou.jp/北部地域において、自社の強みを生かし、積極的に将来の産業構造や顧客ニーズに備えて努力を続けている中小企業を紹介します。最新鋭の設備を導入し、機械加工・塗装を請け負う当社の創業は1986(昭和61)年、北部地域の機械加工メーカーを顧客として事業をスタート。主に産業用機械の板金加工、塗装を手がけ、京都府内、関西一円へとお客様を増やしてきました。代表取締役松田和広氏鉄やステンレス・アルミ・チタンの部品加工を得意とし、掌に乗るほどの小型の機械部品から、数メートルに及ぶ大型単品まで、幅広いサイズの加工に対応しています。板金加工、溶接に加えて、塗装まで一貫して請け負うことができるのが、当社の特長です。メラミン塗装、ウレタン塗装、紛体塗装などの美しい仕上がりで、お客様からも高い評価をいただいています。機械加工の精度向上、スピード向上、低コスト化などお客様のご要望は年を追うごとに高くなります。当社は時流に合わせて加工設備の充実を図り、お客様の多様な要望に応える体制を整えてきました。その一つとして、京都府内で最新鋭トルンプ製のレーザー加工複合機も最大級のアマダ製レーザー加工設備を配備し、鉄22mm、ステンレス12mmもの厚さのクリーンカットを可能にしています。さらに2013(平成25)年には、最新鋭のトルンプ製のレーザー複合加工機を導入。微差な加工を施す優れたレーザーカッティングから高度なレーザー溶接、パンチ加工までを一貫してコンピュータ制御で行えるようになり、加工精度・スピードが大幅に向上しました。新設備の導入によって、これまで取引のなかった大手加工メーカーのお客様からも依頼が増えています。お問い合わせ先農家の方の声から農機具を自社開発技術者による高品質な溶接当社ではお客様からの依頼を受け、機械加工を行うだけでなく、独自に自社製品の開発、生産も手がけています。その一つが、定植用穴あけ用の農機具、その名も「あけるンジャー」です。これは、畑に敷いたマルチシートの上から穴を開けることで、苗植え作業を補助する機械です。開発のきっかけは、「マルチシートの穴あけ作業に大変な労力と時間を要する」という農家の方の声を聞いたことでした。開発担当者が何度も畑に足を運び、農家の方と使い心地や機能を相談しながら1年にわたって試行錯誤を繰り返し、ついにご満足いただける製品を完成させました。「あけるンジャー」を使えば、作業時間を従来の10分の1に減らすことができます。また耐久性の高いステンレス製で女性にも扱いやすい軽量サイズに仕上げたことで、お客様から大好評を得ました。この製品が評価され、2014(平成26)年、京都府が発明考案・創意工夫に優れた業績を残した者を表彰する「京都府発明等功労者」に選出され、表彰を受けました。今後も、機械加工の受託と並行して自社製品の開発・生産を継続していくつもりです。いつか自社製品で勝負するメーカーとなりたい、そんな夢を抱いて日々研鑽に励んでいます。Company Data代表取締役/松田和広所在地/京丹後市網野町生野内1122-1電話/0772-72-1701ファクシミリ/0772-72-1792事業内容/大型単品加工を中心とした板金加工、レーザー加工、および大型製品のメラミン塗装・ウレタン塗装・粉体塗装株式会社松田精工(公財)京都産業21北部支援センターTEL:0772-69-3675 FAX:0772-69-3880 E-mail:hokubu@ki21.jp7 Management & Technology for Creative Kyoto 2014.7・8