ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

技術センター事業から中丹技術支援室における取り組みの紹介中丹技術支援室は、京都府と綾部市が国の電源地域産業資源機能強化事業等補助金を活用し、平成19年6月にオープンした「北部産業技術支援センター・綾部」内において、試験検査・研究開発機器を活用した技術相談・支援や、セミナー・研究会等の開催を通じて、主に中丹地域の企業様の「お困りごと」解決を支援するため、職員7名の体制で運営しております。「京都ウエルネス産業コンソーシアム共同研究交流支援事業」活用事例の紹介中丹技術支援室において主管する「介護福祉研究会」では、中丹地域のものづくり企業3社が参加し、介護福祉分野への参画をめざし、研究会活動を実施しています。研究会参加企業の1社である司工業株式会社では京都府補助事業である「京都ウエルネス産業コンソーシアム共同研究交流支援事業」を活用し、介護福祉用具を新たに試作・開発しました。車椅子は使用者にとって、健常者にとっての衣服等と同じく、日常生活における必要不可欠な「自分の一部」であると考え、機能的なことはもとより、審美性に優れたものにするため、皮革素材を用いて座面、背面、手すりを改造。既存の車椅子に同社の持つ加工技術を生かして追加工を施すことにより、自然素材の持つ風合いを生かしたオリジナルの「皮革製車椅子」としました。(写真①)また、介護の現場における移乗介護時等の介護者の介護負担の軽減を図るべく、要介護者が容易に介護者に掴まることのできる把手を備えた「介護用ベスト」を開発。皮革製品と共に同社の強みであるナイロン製生地等における加工技術を生かし、プロダクトデザインの専門家の意見を参考にしながらベスト状の形状とし、機能性を持つ介護用ユニフォームとしての普及を目指しています。(写真②)なお、司工業株式会社による研究・開発の成果については、同事業成果報告会において、広く周知が図られ、好評を得たところです。写真①皮革製車椅子2種写真②介護用ベスト綾部ものづくり体験ツアーの紹介「ものづくりのまち」として発展してきた綾部市において、ものづくりの現場となる市内工場の見学や中丹技術支援室に設置の機器を実際に体験し、将来の綾部市の発展を担う子どもたちに工業技術への関心を高めてもらうことを目的に、京都府中小企業技術センター及び綾部市が主催し、夏季に「綾部ものづくり体験ツアー」を実施しております。市内で工場見学を受け入れていただける企業様がございましたら当センターまでご連絡をよろしくお願いいたします。<開催時期>7月下旬<対象>小学校高学年・30名程度まゆまろ(京都府)とまゆピー(綾部市)お問い合わせ先京都府中小企業技術支援センター・中丹技術支援室TEL:0773-43-4340 FAX:0773-43-4341 E-mail:chutan@mtc.pref.kyoto.lg.jp19 Management & Technology for Creative Kyoto 2014.7・8