ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

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クリエイティブ京都M&T 2014-7・8(No.102)

京都発!我が社の強み品質管理のための各種評価機器の導入当社では、加工の設備の他、品質管理のための評価機器も多数導入しています。光学顕微鏡、レーザー顕微鏡をはじめ、強度を測るための材料試験機、フィルムの光学特性を評価するためのヘーズメーター、表面粗度計、シリコーンの塗布量を数値で測る蛍光X線分析装置などです。これらの評価を行うことで、はじめて取引先から信頼を得ることが可能となります。環境対策への早期からの取組当社では、工程に有機溶剤を使用しますので、早い時期から労働環境の改善と公害防止に力を入れてきました。昭和52年に本社・工場を現在の場所に移転した際、関西地域では初めて触媒式脱臭装置を導入しました。その姿勢に大手電気メーカーの担当者が当社の脱臭装置を見て、即決で取引が決まったこともありました。絶えずアンテナを張りながら当社は長年、受注型生産を続けてきました。しかし、市場の変化に伴い、自らのPRの必要性を痛感しています。展示会や異業種交流の場で自社の特徴を示し、提案型企業への転換を強力に進めています。同時進行で新たに付与する機能性について研究開発も進めています。現在の市場では、単一種類の加工を大量に行うことでは、中国など海外との価格競争になり、太刀打ちできません。海外では今や原材料等も地産地消が可能となり、技術もどんどん追いついてきています。どんな商品にも萌芽期・成長期・衰退期がありますが、当社が行ってきた加工品もそのライフサイクルが年々、短くなっており、その需要が突如としてなくなることもあります。反面、30年以上にわたるヒット商品もあります。今後は、コアとなる技術をどのような方向に活かせるか、絶えずアンテナを張っている必要があります。これから日本の製造業のあり方が大きく変わります。トレンドを見つめながら、培ってきたものの活かし方をこれからも模索し続けていかなければと考えています。「ここは未だに3K職場」と社長は言いますが、多くの若い従業員が働いているのは、こうした労働環境改善に真摯に取り組んできた成果だと思います。Company Data大槻工業株式会社代表取締役/大槻亨所在地/〒616-8113京都市右京区太秦野元町12-5電話/075-871-7777設立/1948年7月資本金/2,000万円従業員/46名事業内容/ポリエステルフィルムを主体とするフィルムベースの表面コーティング加工・各種コーティング・コーティングマット・離型コート・コロナ放電加工・アニーリング加工お問い合わせ先京都府中小企業技術センター企画連携課企画・情報担当TEL:075-315-8635 FAX:075-315-9497 E-mail:kikaku@mtc.pref.kyoto.lg.jpManagement & Technology for Creative Kyoto 2014.7・8 14