ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101)

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クリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101)

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クリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101)

Wind of取材イノベーションの風第6回企業連携・産学公連携による研究開発補助金を活用しイノベーション創出を目指すinnovation中小企業を紹介します。(右)株式会社扶桑プレシジョン代表取締役竹田直人氏(左) HILLTOP株式会社代表取締役副社長山本昌作氏2011(平成23)年10月から1年間の「中小企業技術開発促進事業<企業連携型>」で、新しい測色計の共同研究に取り組まれた両社。発案者である株式会社扶桑プレシジョンの竹田氏と、連携企業として開発を担当したHILLTOP株式会社の池田氏からお話を伺いました。代表企業株式会社扶桑プレシジョンCompany Datahttp://www.fuso.co.jp/代表者/竹田直人所在地/京都市下京区五条通烏丸西入醍醐町284番地電話/075-353-0678資本金/1,500万円設立/1995(平成7)年9月1日事業内容/ソフトウェア開発(主に印刷機器関連のソフトウェアや画像処理系)連携企業HILLTOP株式会社Company DataHILLTOP株式会社開発部池田実氏http://hilltop21.co.jp/代表者/山本正範所在地/京都府宇治市大久保町成手1-30電話/0774-41-2933資本金/3,600万円設立/1980(昭和55)年9月1日事業内容/精密機器・精密機械・医療機器部品・航空機部品・科学計測機・試作加工等の機械加工事業および表面処理事業、製品開発事業、プロモーション事業画像処理技術を生かして自社製品開発を志す扶桑プレシジョンは、1995(平成7)年に設立し、当初はプリンタドライバのソフトウェアなど印刷機器関連の画像処理系ソフトウェア開発を行ってきました。現在は、印刷データや画像データをデジタル処理する際に必要な「色合わせ」「データ圧縮」「改ざん検知」の3点にフォーカスした独自のソフトウェア開発ともに、特許技術のデジタルデータ改ざん検出プログラムおよびデジタルデータ改ざん検出装置などの製品開発を展開しています。画像処理では、印刷物の色を測定して適正な色を表現するためにカラーマネジメントが必要となります。そこで使われるのが、正しい色を測定する分光測色計です。以前は海外の大手メーカーの分光測色計を使用していましたが、赤色の測定精度が低いという弱点があり、またメーカー同士の吸収合併が何度も行われたため、ユーザーとして混乱することもありました。一方、国内メーカーの製品は、高精度ながら価格も非常に高価なものばかり。そこで、自分たちの求めるリーズナブルで精度も高い分光測色計の開発に着手しました。精密なアルミ加工技術と高度な開発力で成長HILLTOPは、1961(昭和36)年に山本製作所として創業し、その後、山本精工株式会社を設立、本年4月にHILLTOP株式会社と社名変更しました。精密なアルミ加工技術による量産品の加工・製造を営んでいましたが、現副社長の山本昌作氏が入社後、工場長に就任し、多品種・単品・小ロットの加工・製造へと事業形態を転換しました。「生産は機械に任せ、人はクリエイティブな仕事をするべき」をモットーに、3 Management & Technology for Creative Kyoto 2014.6