ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101)

ページ
11/20

このページは クリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101) の電子ブックに掲載されている11ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

クリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101)

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

クリエイティブ京都M&T 2014-6(No.101)

設備貸与企業紹介―株式会社ダイズ設備貸与企業紹介株式会社ダイズhttp://dais-pizzakitchen.com/取材安価で気軽に楽しめるピザを提供したい当社は、製造とテイクアウトおよびデリバリーを行うアメリカンピザショップを営んでおり、この西陣店の他に、一乗寺店と新京極店(近日中に壬生店へ移転する予定)の3店舗を展開しています。従来の日本のピザは、価格が高いというイメージがあります。これは、ピザ業者が宅配費用やテレビCMなどの広告宣伝・販売促進費用をピザの価格に含めているためです。当社では、宅配料500円を別料金にすることで、ピザ自体は税抜で999円からと低価格で提供するビジネスモデルを確立しました。約35㎝と約45㎝のビッグサイズで、サイズに関わらず値段は同じなので、お客様には味、価格、ボリュームとも高い満足感を得ていただいています。私は元々、個人事業として弁当・惣菜屋を営んでいました。しかし、弁当は夏・冬は売れにくい商材ですし、弁当業界は年々、価格競争が激しくなって250円弁当も現れていました。これでは、利益を生むのが難しい。そんな頃、訪日外国人の知人から「ピザを食べたいけれど、日本は値段が高い」という意見を聞きました。そこで、外国人や学生の方々に「もっと気軽にピザを食べていただきたい」という思いから、弁当・惣菜に代わる新事業としてピザショップの運営に乗り出しました。専用調理機器の導入でコストを大幅に削減ピザについては、大手チェーンをはじめ関東エリアのピザ店も視察するなど、作り方からビジネスモデルまで、いちから勉強しました。様々な商品も開発して、味もビジネスモデルも良いものができたのですが、事業開始後、1年半ほどは厳しい経営状況が続きました。調理機器に問題を抱えていたからです。例えば、ピザを焼くのに使っていた一般的な業務用ガスオーブンでは、始動準備に2時間ほどかかりますし、一度焼くごとに機材の冷却時間が必要で、ガスの使用量も高額でした。またピ専用設備を導入し、事業転換設備貸与制度の活用により、店舗の運営コストを大幅に削減事業転換の足掛かりを固めることに成功ザ生地を練るミキサーも練る量は少なく、調理時間が長い。無駄なコストが多いため、ずっと専用調理機器を導入したいと思っていたのです。そんな時に設備貸与制度を知り、早速、申込みました。当時の経営状況は順調ではありませんでしたが、これからの事業計画を評価していただき、西陣店にピザを焼くジェットオーブンやミキサー、調理台と具材入れが機能的に配置されたトッピングテーブルを導入することができました。この制度は、当社のように小規模で、資金に余裕のない創業期の事業者にとってありがたい制度だと思います。京都で5店舗、さらに関東へも進出したい機材導入の効果はてきめんでした。生地を練る時間は3分の2に短縮され、焼き時間は従来の約半分と効率よく製造できるようになりました。オーブンの月間ガス使用料金は、旧機材を使っている一乗寺店に比べて約半分から3分の1ほど、金額にして約7、8万円/月の削減経費はそのま設備貸与の支払いに充てられる額です。また、各店舗の売上も伸びてきて、ようやく経営基盤が固まってきたところです。他の店舗にも同様の調理機器を導入し、さらに効率化を図りたいと思います。今後は、さらに店舗数を増やしたいと考えており、当面の目標は、今年中に京都市壬生地域をはじめ、市内を合計5店舗体制にすることです。さらに来年中には、関東エリアにも進出したいと考えており、今後の新規店舗の出店や調理機器の導入の際にも、設備貸与制度を利用したいと考えています。Company Data代表取締役/板垣大輔所在地/京都市左京区一乗寺払殿町48電話/075-724-2511ファクシミリ/075-606-8739設立/2012年6月従業員/6名事業内容/ピザ店他運営店舗数/4店舗(一乗寺店、新京極店、西陣店他)代表取締役板垣大輔氏株式会社ダイズManagement & Technology for Creative Kyoto 2014.610