ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-5(No.100)

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クリエイティブ京都M&T 2014-5(No.100)

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クリエイティブ京都M&T 2014-5(No.100)

技術センター事業からものづくり技術応援事業のご紹介京都府中小企業技術センターと京都府織物・機械金属振興センターでは、京都のものづくり企業の「成長の芽」を育成するため、新分野進出や新たな需要開拓等に向けて取り組む中小企業グループなどに対して、技術サポートと資金支援(補助率1/2以内(上限100万円以内))を一体で行う事業に取り組んでいます。平成25年度は、中小企業技術センター8件、織物・機械金属振興センター5件の事業について支援を行いました。その中から2つの事例について紹介をします。事例?【テーマ】バレル方式による着色めっき技術の実用化【企業】株式会社キョークロ(京都市)【連携職員】中小企業技術センター応用技術課中村主任研究員【事業内容】センターが開発したニッケル系合金めっき浴による着色めっき技術を基本として、電気めっき法による表面処理皮膜が金属感を有しながら、意匠性や識別要求等の顧客のカラー化ニーズに対応するためセンタ職員と共同でバレルめっき(回転めっき)方式で実用化を図りました。【今後展開】耐食性と安定した色調に課題が残るため、引き続き課題解決に取り組みます。「京都ビジネス交流フェア2014」で成果を公表企業から一言基礎技術はセンターで確立され、また研究補助金を受けたことにより、本研究が迅速に進み、今後の展開が期待できます。事例?【テーマ】酵素分解方法によるシルクパウダー「シルクペプチド」の試作開発【企業】与謝野産品有限責任事業組合(与謝野町)【連携職員】中小企業技術センター応用技術課植村技師、上野主任研究員【事業内容】センターと共同開発した麹菌由来タンパク質分解酵素を使用した特許出願技術を利用し、機能性ペプチドを含む新規「シルクペプチド」の商品化に向けた試作開発とパッケージデザインの製作を行いました。【今後展開】高付加価値商品として、健康食品、一般食品会社等に販売をしてきます。センターでの試作の技術支援の様子企業から一言「シルクペプチド」の製造を始めました。技術的知見、外部との連携サポートも継続して頂いており、販売に努力していきます。その他の支援事業中小企業技術センター支援分●非球面ガラスレンズ成形型の超精密加工技術の確立[㈱木村製作所]●タブレット端末を活用した次世代の着物帯販売促進ツールの開発[㈱織彦]●液体輸送用コンテナの内袋の開発・商品化[㈱三洸]●フレキシブル導光制御技術開発[嶋田プレシジョン㈱]●過熱水蒸気を活用した食品素材への殺菌効果及び乾燥効果等の評価分析[㈱タナカテック]●液晶型広域帯空間位相変調器の試作開発[㈱大日本科研、㈱システムロード、㈱大興製作所、ユアサ化成㈱]織物・機械金属振興センター支援分●工場排熱を有効活用した発電機システムの研究開発[丹後機械工業協同組合]●らせん型ピコ水力発電機試作機の研究開発[西村鉄工㈱(小水力発電で丹後に灯りを灯す会「ピコ☆エネ丹後」代表幹事企業)]●せこ蟹のカニ身絞り出し調理器の試作開発[魚政]●フツ素樹脂PFAメッシュの製織[大善㈱]●CAE活用による鍛造金型設計の材料歩留まり向上、及び製品組織の鍛流線の解析[㈱峰山鉄工所]事業テーマの募集について平成26年度の事業テーマを募集しています。中小企業技術センター又は織物・機械金属振興センターの技術職員と一緒に技術開発などをしたい企業グループ等がございましたら、まずはご相談ください(既に技術職員と面識ある企業は、直接その職員にご相談いただいても構いません)。お問い合わせ先京都府中小企業技術センター企画連携課TEL:075-315-8635 E-mail:kikaku@mtc.pref.kyoto.lg.jp織物・機械金属振興センター企画連携課TEL:0772-62-7400 E-mail:info@silk.pref.kyoto.jp13 Management & Technology for Creative Kyoto 2014.5