ブックタイトルクリエイティブ京都M&T 2014-5(No.100)

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クリエイティブ京都M&T 2014-5(No.100)

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クリエイティブ京都M&T 2014-5(No.100)

新規導入機器紹介蛍光マイクロプレートリーダーを導入しました。本装置では、食品などに含まれる抗酸化物質(カテキン、フラボノイド、ビタミンEなど)の抗酸化能力(機能性)を分析する方法であるORAC法をはじめマイクロプレート上の液体試料の蛍光分析が行えます。紫外線、喫煙、排気ガス、大気汚染、精神的なストレスなどにより人間の体内で活性酸素種が発生することが知られています。過剰の活性酸素種は生活習慣病をはじめガン、老化などを引き起こすと考えられています。生体内酵素やビタミンCやβ-カロテンなどの食品などから得られた抗酸化物質によって活性酸素種は消去されていますが、生活習慣病の予防や老化防止の観点から抗酸化物質の摂取の重要性が注目されており、日本でも抗酸化能力の評価方法として蛍光マイクロプレートリーダーを用いたOxygen Radical Absorbance Capacity (ORAC)法の公定法化が進行しているところです。高齢社会進行中の昨今においては平均寿命のみではなく日常生活に制限のない期間、すなわち健康寿命の延伸が個人の生活の質の低下防止、社会保障負担の軽減につながるものとして期待されています。今回導入した装置は、現在ORAC法の公定法として検討されている方法に対応しており、食品の抗酸化能力の評価を行い、社会のニーズに応えた食品であるということを客観的データとして示すことが可能です。また、本装置は測定波長および励起波長を1nm単位で設定可能であるダブルモノクロメータ方式を採用しておりますので、ORAC法以外にも最適波長に設定することで各種蛍光分析を行うことができます。ORAC法による解析レポート装置仕様(スペック)コロナマルチグレーティングマイクロプレートリーダーSH-9000Lab形式SH-9000Labメーカーコロナ電機㈱波長範囲200~900nm (ダブルモノクロメータ方式)プレート6~384ウェルプレート対応その他測定間隔・測定回数設定可能インジェクター機能搭載エクセル形式のレポート出力蛍光マイクロプレートリーダー活用セミナーを開催します!参加費:無料定員:5名(先着順)「食品中の抗酸化機能評価法(ORAC)法について」コロナ電気(株)R&D部営業グループ尾上孝也氏日時:5月16日(金)14:00~16:00場所:中小企業技術センター4階食品・バイオ研究室お問い合わせ先京都府中小企業技術センター応用技術課食品・バイオ担当TEL:075-315-8634 FAX:075-315-9497 E-mail:ouyou@mtc.pref.kyoto.lg.jpManagement & Technology for Creative Kyoto 2014.512