コロナに負けない!
京都産業21は中小企業を
応援します

公益財団法人京都産業21 新春特設サイト

 あけましておめでとうございます。
 平素は当財団の事業に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、毎年年初めに開催しております新春交流会につきまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に鑑み、2021年の開催を中止させていただきました。
 年1回の、みなさまとの交流の機会は設けることができませんでしたが、京都産業21としましては、コロナ禍の中でも、引き続き中小企業の支援に邁進してまいる所存でございます。
 つきましては、コロナに負けず、がんばる中小企業の皆さまを応援する、新春特別ページを開設いたしましたので、ぜひご覧ください。

村田恒夫理事長

公益財団法人京都産業21

村田恒夫理事長あいさつ

 あけましておめでとうございます。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症により、社会・経済などあらゆる面で甚大な影響がありました。現在も収束しておらず、先行きの見通せない厳しい状況が続いています。

 このような中、京都産業21では深刻な影響を受けている中小企業に対し、京都府と連携して支援してまいりました。
 相談窓口として「中小企業緊急経営支援コールセンター」等により、各種支援制度や補助金など申請手続きを電話やメールにて案内するとともに、経営改善に向けて専門家による伴走支援を行う「中小企業等再出発相談窓口」を設け、約8,000件もの相談が寄せられ、対応してまいりました。

 また、新型コロナウイルス対策の補助金として、「緊急支援補助金」、「技術結集事業補助金」及び「企業グループ支援"助け合いの輪"推進事業補助金」等により、困難な状況の下で事業に取り組む企業約3,700件・15億円の支援を行いました。
 さらに、販路開拓支援として、遠隔・非対面・非接触での商談の場を提供するため、ビジネスマッチングサイト「京都商談ナビ」やバーチャルでの展示商談会空間「バーチャルパーク京都」の運営を開始しました。2月に開催する「京都ビジネス交流フェア」では、新型コロナウイルス感染症対策を万全に整えるとともに、補完するバーチャルの展示会とのハイブリッド開催を予定しているところです。
 一方、WITHコロナ社会を乗り切る戦略の検討とPOSTコロナ社会における京都産業が果たす役割を議論する京都府の「新型コロナウイルス感染症対策危機克服会議」にも参画し、新たなビジョンの策定・共有を図ってまいりました。
 併せて、京都府の産業政策である「起業するなら京都」プロジェクトの一環として、新たに組織横断チームを設置し、スタートアップ企業に積極的な支援を展開しております。
 今年も引き続き現下の厳しい状況に対応するとともに、これまでに得られた様々な知見を活かし、WITHコロナ、POSTコロナ社会の新たな課題に取り組んでまいります。

 今年は、みなさまとの交流の機会である新年交流会を開催することができませんでしたが、京都府中小企業技術センターとも連携しながら、京都産業21として、中小企業の経営に真に役立つ質の高いサービスを提供してまいります。
 結びに当たり、皆さまのますますのご繁栄とご健勝を祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。

西脇隆俊知事

京都府知事

西脇隆俊知事あいさつ

夢や希望を持てる京都産業の未来に向けて

 あけましておめでとうございます。
 謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、府内事業者の皆様には、平素から京都府政の推進に多大な御理解・御協力をいただいておりますことに、厚くお礼申し上げます。

 まず、新型コロナウイルス感染症に関して、この間、行動自粛、営業自粛等に御協力いただいた皆様、そして今もなお第一線で感染リスクがある中で、御奮闘いただいております医療従事者をはじめ全ての皆様に、改めて心から感謝申し上げます。

 さて、昨年来、新型コロナウイルス感染症によって、社会経済活動はかつて経験したことのない甚大な影響を受けているところですが、この危機の克服に向けて、多くの事業者の皆様の中から積極果敢な挑戦が数多く生まれております。治療薬や医療機器の開発等のサポートや、感染症に強い新しい社会の構築のための遠隔・非接触サービスの開発など「京都の技術力」を活かした取組、また、これまで繋がりのなかった異業種企業同士の連携も広がっており、感染症に強い新しい社会構築に向けた動きが加速しています。

 京都府におきましても、WITHコロナ・POSTコロナ社会における京都産業のあり方を検討するため、危機克服会議を設置し、ものづくり産業など5つの産業分野において議論を進めているところです。さらに、コロナ禍を機に積年の社会課題を解決しようとする機運も高まってきており、発想豊かなスタートアップ企業をはじめ多くの事業者にとって、大きなビジネスチャンスも広がりつつあります。

 人類は長い歴史において幾度となく感染症の脅威にさらされながら、必ず乗り越えてきました。京都府といたしましても、京都が誇る高度で精緻なものづくり技術と大学・研究機関の「知恵」と併せて、先端技術の共同研究を促進するなど、この世界的危機の克服に向けて、京都産業21とより一層の連携を図り、府内事業者の皆様とともに地域の隅々まで光が満ちるように元気な未来を築いてまいりますので、皆様のお力添えをお願いいたします。

 皆様にとりまして、本年が幸多き一年でありますことを心から祈念いたしまして、新年の御挨拶といたします。

コロナに負けない、中小企業の取組紹介

 京都産業21では、新型コロナ禍の影響が長引く中、厳しい状況にある中小企業の皆さまを応援するため、補助事業や窓口相談、販路開拓等、さまざまな支援を行っています。
 このうち、補助金については、「緊急支援補助金」、「技術結集事業補助金」及び「企業グループ支援"助け合いの輪"推進事業補助金」などさまざまなメニューを用意し、伴走支援しながら、約3,700件、15億円の支援を行ったところです。
 この新春特設ページでは、支援事例の中から、補助事業を活用して、コロナ禍の中でがんばる企業様を紹介させていただきます。
 なお、これ以外にも、補助事業などを活用して、さまざまに取り組まれている企業様については、京都府のホームページ①「技術結集事業補助金」②「"助け合いの輪"事例紹介」(外部リンク)で紹介されていますので、ぜひご覧ください。

技研トラステム株式会社
株式会社衣川製作所
株式会社ハムス
株式会社ニューネクスト

技研トラステム株式会社 集客混雑対策ソリューション

技研トラステム株式会社 集客混雑対策ソリューション

技研トラステム株式会社

商業施設・公共施設向け
集客混雑対策ソリューション
3段階の「混雑見える化」で
集客に安心・安全を!

■商品紹介
 コロナ禍における集客・混雑を制御するための、「混雑状況見える化システム」です。
 これまで、商業施設や公共施設等の集客対策の検証や混み具合に応じた空調等制御のため、全国8万箇所以上で導入した実績がある「業務用・施設管理者向け混雑状況把握システム」を応用しました。

■企業コメント
 技研トラステム株式会社は、『人の動きを科学する』をスローガンに、センシング技術を用い、社会に貢献します。
 「混雑状況見える化システム」を開発し、施設の人数・混雑を把握します。
 混雑状況を施設ホームページや入口でのご案内をすることで、施設様の負担軽減と、利用されるお客様の不安軽減になります。
 わからない不安ではなく、わかって気を付けることで、新しい生活様式でも、日常を豊かにできるショッピングや観光を楽しんでいただけます。
 これからも社会に貢献できる企業としてがんばります。

【機能】

➀来店(場)前向けに「Webで見える化」⇒分散来店(場)促進
②来店(場)客へのアナウンス⇒来店(場)客の誘導
③密の恐れの高い特定箇所の状況をリアルタイムアナウンス⇒密集回避

【仕組み】

独自の画像解析システムによる人数検知(方向性含む)、混雑判定、表示

【参考例】

不特定多数の利用が想定される施設において、施設内の「滞留人数」から混雑度合い(段階)をオンタイムにご案内いたします。
●混雑表示3段階
●混雑案内(モニター、スマホ)

【問合わせ先】

技研トラステム株式会社 サービス設計部 部長 森田
住所:京都市伏見区竹田西段川原町98 電話:075-646-5520

【備 考】

京都府・京都産業21「新型コロナウイルス感染症対策技術結集補助金」(令和2年度補正予算)活用

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株式会社衣川製作所 簡易診察室ワンパッケージドーム「メディカプセル」

株式会社衣川製作所

院前スクリーニングで院内感染防止!
簡易診察室ワンパッケージドーム
「メディカプセル」

■商品紹介
 この「メディカプセル」は、屋外に設置し、院内への感染リスクを回避します。
 カプセル内の換気を6分間に1度換気でき、フィルターには殺菌酵素HEPAフィルターを使用し、キャッチした微生物を増殖させることなく殺菌します。
 また、簡易陰圧室にも対応していますので、発熱外来や隔離室、PCR検査室等、様々な用途で使用できます。
 その他、間口を広げていますので、車いすやストレッチャーなど楽に入れます。

 衣川製作所では、災害対策等で力を発揮できる「メディカプセル」で社会貢献を目指します!

■企業様コメント
 衣川製作所は、1966年に創業、エレクトロニクス、FAメカトロ関係の精密装置部品の製作を主に行い、その技術を活かし、メディカル事業部を立ち上げ、第二種医療機器製造販売許可業・ISO13485の取得にいたりました。
 医療に取り組む過程で、医療従事者との接点も増え現場からの声を聴く中で、発熱外来の増加に伴い、院内感染防止の為に「メディカプセル」開発に着手いたしました。

 新型コロナウイルスの終息が見えない中、コロナ禍や災害時における課題を衣川製作所では、ものづくりで解決し、明日への希望となるよう、人々の安全な暮らしを守っていきたいと願っています。

【名称】

メディカプセル

【仕様】

サイズ 直径3,360mm×高さ2,550mm(建築法適用外商品)

【特徴】

・空調及び陰圧調整機能付き
・殺菌酵素フィルター付き機能
・その他、病院によってカスタイマイズします。

【価格】

参考価格 190万円(税込)
※仕様によって価格は変動しますので、ご気軽にご相談ください!

【問合せ先】

株式会社衣川製作所 メディカル部長 石井達夫
住所:京都市伏見区深草新門丈町106-4 電話:075-645-0213

【備 考】

京都府・京都産業21「新型コロナウイルス感染症対策技術結集補助金」(令和2年度補正予算)活用

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株式会社ハムス「マスク製造ロボット」

株式会社ハムス

みんなが自分でマスクを作れる時代へ
「マスク製造ロボット」

■商品紹介
 自動ミシン製造等で培ったノウハウを活かし、伸縮し滑りやすい生地でも、正確・安定した裁断作業等が可能です。 国内で入手できる素材と電源コンセントがあれば、外部調達せずに、従業員用マスクが製造できます。

■企業様コメント
 株式会社ハムスは昭和29年1月創業以来、一貫して縫製工程の自動化・省力化機械の開発を手掛けております。
 その自社製品の90%が輸出となっておりますが、3月のWHOのパンデミック発言から輸出が完全にストップしてしまいました。
 しかし、足踏みする訳にはいかず急いで自社技術を応用したマスク製造ロボッ ト・飛沫防止ボードカッター機械・テレワーク用昇降式テーブルと立て続けに新商品を開発し、新たな国内マーケットへの開拓へ と舵を切り、がんばっております。

【名称】

マスク製造ロボット

【仕様】

・サイズ横 91cm×高さ130cm×奥行85cm ・重量:約100kg
・動力:単相100V (5A) (※外観、仕様は変更される可能性があります。)

【特徴】

・マスクの材料は、ポリエステル、綿など国内で入手できる素材が使用可能
・1台で4サイズのマスクが製造可能(フェイスシールドも製造可)
・ロボット操作は簡単(生地をセットして、サイズを選ぶだけ)

【生産性】

120枚/1時間

【価格】

398万円(税込)※ティーチングは別途料金

【問合せ先】

ハムス株式会社 営業部 担当:新保
住所:京都市南区東九条西明田町59-2  電話:075-661-1134

【備 考】

京都府・京都産業21「新型コロナウイルス感染症対策技術結集補助金」(令和2年度補正予算)活用

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株式会社ニューネクスト 買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」

株式会社ニューネクスト

買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」
まとめてお手軽 ! 持ち手の裏まで丁寧除菌 !
イオンスタイル京都桂川に設置 !

■商品紹介
 積み重ねた買い物かごの持ち手を一つずつ自動で持ち上げ、紫外線(UVC)を照射することで、短時間で持ち手の裏側まで効果的に除菌します。これにより、お客様にも安心安全を、従業員の皆様にも大量の買い物かごの除菌作業の省力化を実現します。第1号機はイオンスタイル桂川に設置しています。装置稼働の様子はYouTube(外部リンク)からご覧ください。

■企業様コメント
 ジョキンザウルスは、株式会社ニューネクストが、京都府、イオンリテール株式会社、京都試作ネット各社と連携し、京都府・京都産業21「助け合いの輪」補助金も活用しながら、開発しました。
 京都試作ネットは、2001年7月に京都府内に拠点を置くモノづくり企業が集まって発足し、オープンイノベーションを重ねながら、現在のメンバー企業は37社に達しており、今回のプロジェクトには15社が参画しました。
 Withコロナ時代にスーパー等の全国の小売店舗で安心して買い物でき、また人が安心して働ける環境を作ることが、このプロジェクトの長期的なミッションと考えております。

【名称】

買い物かご除菌装置 ジョキンザウルス

【特徴】

・買い物かごの持ち手(裏側含む)を99.9%除菌
・60個の買い物かごを重ねたまま台車ごと装置に入れれば、自動で一つずつ持ち上げ、1個17秒、60個全部では17分で除菌完了
・100V電源でどこでも手軽に対応できるUVC照射方式

【問合せ先】

株式会社ニューネクスト
住所:京都市南区吉祥院石原東之口21-1 電話:075-606-1414

【備 考】

一般社団法人京都試作ネットとのネットワークにより開発
京都府・京都産業21企業グループ支援「助け合いの輪」推進事業補助金を活用